倉庫の『お片付け』
ジョナサン・ドゥに会いに行くと、彼は自室に引きこもっているという。
セバスがジョナサン・ドゥの自室まで屋敷内を案内してくれるだろう。
自室に至る廊下には彼のご先祖様たちを描いたと思われる老若男女の肖像画が並んでいるが、名前のプレートを故意に外されている肖像画を境に、ここ数代の当主たちはジョン・ドゥ、ジョナサン・ドゥ、ジョン・ドゥ、と、名前が行ったり来たりしているように見える。
ジョナサン・ドゥは自室で布団にくるまって震えながらも、倉庫に先祖の悪霊がいたと教えてくれる。
名前のプレートのない肖像画の若かりし頃の姿だと思ったそうだ。