No.49

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硝子の壁の向こう側、凄絶な美貌を誇る舞姫が、昏い瞳で力無く座り込んでいた。美しいのも当たり前、彼女は至高の常世から堕天してきた存在らしい。魅入られるなよ、と忠告した上司は、先に席を外していた。そんな忠告が必要なら、先に席を外すというのは悪手だろうと思う。目が離せない。手が勝手に、部屋の解錠コードを、

【 舞姫 】【 コード 】【 硝子 】【堕天】
#小説 #150SS
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2024年12月26日(木) 20時13分13秒〔1時間前〕