No.51, No.50, No.49, No.48, No.47, No.46, No.457件]

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淡青の空にシャボン玉がふわふわと飛び交う、どこか牧歌的な風景。けれど、油断は禁物だ。このシャボン玉一つ一つが、誰かの夢見た幻世。触れて壊してしまえば、相手は最悪、廃人になってしまう。とは言え、早速目の前のシャボン玉にそっと手を伸ばした。他人の夢をハッキングするなんて悪趣味極まりないけど、仕事だから。

【 淡青 】【 幻世 】【 シャボン玉 】【ハッキング】
#小説 #150SS
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その吟遊詩人が訪れた街には、緑の祝福があるらしい。何のことか、ボクにはよく分からないけれど、やたらと噂として耳に飛び込んでくる。緑の祝福、って何だろう。荒れた大地を浄化して植物の種を蒔く、ボクの同業者かな。でもパパは、ボクを造るので精一杯だったって言っていたけどな?
無自覚な人工生命は、首を傾げた。

【 緑 】【 吟遊詩人 】【 無自覚 】【人工生命】
#小説 #150SS
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硝子の壁の向こう側、凄絶な美貌を誇る舞姫が、昏い瞳で力無く座り込んでいた。美しいのも当たり前、彼女は至高の常世から堕天してきた存在らしい。魅入られるなよ、と忠告した上司は、先に席を外していた。そんな忠告が必要なら、先に席を外すというのは悪手だろうと思う。目が離せない。手が勝手に、部屋の解錠コードを、

【 舞姫 】【 コード 】【 硝子 】【堕天】
#小説 #150SS
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思い出の中では、確かに自分には双子の片割れがいたのに。そんな痕跡は欠片も見当たらず、あまりに頭やら精神やらを心配されるものだから、いつしか幻だったのかと自分でも思い込んで。ペンデュラムに導かれた先、感情を失った操り人形の顔に、言葉を失った。自分がのうのうと恵まれた生活を送っていた間、その影では……。

【 双子 】【 ペンデュラム 】【 思い出 】【操り人形】
#小説 #150SS
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粛正の為に潜り込んだアジトの奥、懐かしい気配。辿って見つけたのは、幻世が発見されたばかりの頃の、今はもう白紙に戻させた計画書。綴られているのは確か、人工生命を現世の民の影武者として用い、探索という名の侵略を行うというもの、だった筈。ははぁん、なるほど。それでこの組織には、こんなにも戦闘員がいたのか。

【幻世】【影武者】【人工生命】【白紙】
#小説 #150SS
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 参加イベントのページ内に来週末のイベントのお品書き画像を追加しました。
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「『陽が落ちた後の薄明すら消えて、漆黒の闇、暗躍者たちの時間が始まる』……なぁんて、ね。ちょっとカッコつけてみたけど、今の時代、そんな夜になった程度で真っ暗闇になんかなるわけないし」
 持っていた本を放り投げ、電脳に動かされる機械仕掛けの絡繰師が嗤った。
「ふふ、舞台の幕はとっくに上がっているよ?」

【漆黒】【機械仕掛け】【薄明】【電脳】
#小説 #150SS
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2024年11月14日(木) 09時52分36秒〔25時間前〕